第20回記念同窓会宣言

ゲーム、パソコン、テレビ・・・それらの登場と、都市にあっては遊び場となる空き地の減少などで、群れて遊ばなくなった現代子たち・ ・ ・。

広島同窓会に集う私たちの少年時代には、群れて遊ぶ場が多くあった。
そのことが自己と他者の認識や、どうしたら集団がうまく運営できるのかを、無意識のうちに学ぶ場となっていた。

戦後の高度経済成長はこうした私たちの世代の努力による産物でもあったはずだ。
しかし今、群れて遊ぶ場が減少し、対人関係の調整がつかなくなった若者が多くなってきた。
こうした傾向は同窓会にも「若者の参加が極端に減少した」という現象をもたらしている。

「同窓会はなんのために行うのか?」
「ただ群れて語りたい」と単純に考えていた私たちの世代にとって、思いもしなかった質問が若者から発せられる。

今改めてこの若者の質問に答えよう。
 なぜ同窓会を行うのか ・ ・ ・。
 それは懐かしいから。
 それは再び群れて遊ぶきっかけになるから。
 それは仲間の存在を再確認したいから。
 それは先輩の 高邁な思想をもう一度聞きたいから。
 それは私をここまで育ててくださった恩師の元気な姿を見たいから。
 それは故郷三次の今に対面したいから。
 それは自分も 三次高校で学んだ一人だから。
 そして三次で青春時代を過ごしたから 
 ・ ・ ・ ・だから、だから、私たちは、今年も同窓会を行う。

私たちは
 1. 故郷「三次」を想う。
 2. 母校「三次高校」を想う。
 3. 同窓生の懇親を深める。

平成20年2月16日 参加者一同